ダイエーモータースの車への拘り~希少性の高いMR2、数々のMR2がダイエーモータースに入荷します。コンディションの良いMR2やコンディションが悪いMR2、機関的には大変良くてもボディペイント面のコンディションが悪いMR2、また逆も然りです。ダイエーモータースでは、入庫した段階でMR2の全体的なコンディションチェックを把握する為にコンディションチェックを実施しております。自社で作成した専用コンディションチェックシートに入庫したMR2の全てのコンディションを記録します。ボディペイント面のコンディション、傷や凹みの有無、エンジン、ミッションサスペンションの状態、コクピット内のコンディション、電装部品の作動状況など、細かにチェックを実施し、美しさに磨きを掛けるだけでは無く、納車前の納車点検整備作業に生かします。
エンジンルーム内洗浄クリーニングから見えてくるエンジンコンディション、私共は可能な限り新車工場から出荷された状態に戻す事が基本と考えております。MR2は生産が終了して10年以上が経過しております。エンジンルーム内には、ホコリやチリ等の汚れを寄せつける油分が多く、10年が経過するとホコリやチリ等のゴミ類が堆積し、微細なオイル漏れや不具合等を隠してしまいオイル漏れや滲みのを見過ごしかねません!またビジュアル的にも非常に悪いものであり、細部に渡り洗浄クリーニングを施す事により、美しいエンジンルームへと蘇らせます。
MR2はミッドシップレイアウトを採用する事によりフロントボンネット内にはエンジンが有りません!エンジンは沢山の油分を帯びており、砂埃やゴミ、チリ等を寄せ付けますが、ミッドシップ車のボンネット内は、ラゲッジスペース的な要素を持ち合わせた空間です。ボンネット内にはスペアタイヤ、バッテリー等の部品が収納されておりますが、各部品を取外し細部に渡り洗浄を実施します。特にラジエーターが収納されているフロント部は、洗浄クリーニングをしっかりと行います。一番前にあるラジエーター、クーラーコンデンサーは、飛来してくる小石などの飛び石により、破損する可能性があり、洗浄クリーニングを実施する事により、冷却水の漏れ、コンデンサーのコンディションチェックを並行して実施する事が出来る為に欠かせない作業です。
各内装パーツの点検、電装部品の作動状況を確認しながら進めるコクピット内の清掃作業~長年使用される事によりコクピット内には沢山の汚れや、砂埃が堆積され、また傷や不具合などが少しづつ増えます。当然の事ながら各部をコントロールするスイッチ、コントロールレバー、オープナー、オーディオ、ナビゲーション等を始とする電子機器等にも不具合が出ている可能性があり、清掃作業をしっかりと実施する事により、汚れや砂埃を清掃するだけでは無く、コクピット構成パーツのコンディション確認、把握及び交換部品の策定に役立てます。不具合のある各パーツは、清掃作業と並行して不具合部品の交換作業を実施し、本来の使用出来る状態に戻しながら美しさを追求します。
ただ磨くだけでは無い最終工程であるボディ研磨ポリッシュ加工~入庫するMR2には、生産されてから入庫するまでの過程の中で、どの様に保管されていたかが問題となります。屋内保管をされていたMR2から屋外に保管されていたMR2まで、保管状態は様々です。基本的な洗車を終え水分の拭取り後から塗装面のチェックが始まります。傷や凹みなどを再度入念にチェックを施し、研磨方針を策定します。
策定後は、コンパウンド等の研磨剤を使用し、粗磨きから始まり最終工程である。研ぎの作業に入り、美しさに磨きを掛けます。また工場を出荷されてから一貫して屋内保管をされていれば比較的ボディ塗装面のコンディションは高いのですが、屋外保管をされていたMR2は、長年に渡る雨や紫外線等によりボディ塗装面の痛みが進んでいる傾向が高く、塗装状態から判断して、ボディ研磨やポリッシュ等では本来の輝きを取り戻す事が出来ない事が稀にあり、この様な場合は、再塗装を施す事により本来の輝きを取り戻し、美しいMR2へと変貌させます。
上記作業からMR2が仕上がり皆様にご覧いただける車へと進化します。私共の車に対する拘りの一つでございます。